-
当物件は柱と梁および耐力壁で建物重量を支える「ラーメン構造」を採用しています。「ラーメン構造」は開口部を比較的広くとることができます。
-
建物を支える全階の柱の帯筋には溶接閉鎖型帯筋(一部、スパイラル筋)を採用しました。地震の際の横揺れに強い構造になっています。※一部除く
-
床コンクリートスラブ厚は200〜270mmを確保しました。 (1階住戸及び玄関を除く)
-
外壁は100〜260mm、戸境壁は180〜260mmのコンクリート厚を確保。さらに、外壁の内側は断熱材とプラスターボードで断熱効果を高めています。
-
コンクリートスラブ(天井・床)の中に、ピアノ線状のPC鋼線を通して一方は固定、もう片方を、ギターの弦を張るようにぐっと引っ張り緊張させます。そうすることによって、スラブを持ち上げる力が作用し、スラブを支える小梁が少なくなるため、自由な平面設計が可能となると同時に、開放感のある居住空間を実現することができます。(一部除く)
-
給水・給湯管は、保温ヘッダー工法により、水廻りの耐久性、機能性、安全性に配慮しました。保温ヘッダー工法とは、保温管の中に樹脂製ポリブデン管を施し、ヘッダー部と給水栓以外での接続箇所を少なくして配管するシステムです。
-
基礎工事に採用している場所打杭の「拡底アースドリル工法」は建築現場で、特殊ドリル(アースドリル)を使い、支持地盤まで掘削してから、支持層内で先端支持部分の杭径を拡大した安定性のある杭です。(エントランス棟の一部を除く)
-
柱型をバルコニーに出すことによって、室内から柱型の突き出しをなくするアウトフレーム工法を採用しています。空間がすっきりとして開放感があり、家具もコーナーにきっちりと配置できます。(一部除く)
-
当物件は地盤調査の結果N値50以上の支持層が地下約19.2m以深の所にあることがわかり、約21.5mの深さまで杭を施工して建物を支持させ、基礎の沈下対策を計っています。 ※N値とは地盤の固さを示す指標で50以上は建物の支持地盤として安定した地層とされています。 ※上記支持層の深さ等の数値につきましては設計段階のものであり実際と異なる場合があります。
-
L字やT字型等に配されたマンションでは、地震のエネルギーが建物全体に平均して伝わらず、大きく揺れる部分と小さく揺れる部分ができ、建物同士の接合部分にゆがみやねじれの現象が起こりやすくなります。そのため、「エキスパンション」と呼ばれる開き空間を設けて建物を分離し、それぞれの動きに対応できるようにクリアランスを確保しています。そして建物接続部分は、電車の連結部のように、「エキスパンション・ジョイント」で連結し、居住者と建物の安全性を向上させています。